2023.02.23 2023.03.04

プチリフォーム

n-extwind

何もない空間を立体的に

　収納も何もない部屋にスキップフロアを使って立体的な空間と床下収納も手に入れるプラン。

　なぜスキップフロアを作ろうと思ったのか説明すると、数年前までは、この窓から見えていたのは大きな木々に囲まれた景色でしたが、環境が変わり森がなくなってしまったのです。代わりに街並みと海が見えるようになりました。

　窓から海まで見えるようになってからは、この窓辺で海を眺めながら、のんびり過ごす時間を持ちたいと思っていました。カウンターテーブルとハイスツールを置こうかとも考えましたが、空間ごとアレンジしてスキップフロアを作ろう、そう考えたのです。今ではここで、ゆるりと過ごす時間が増えました。

　こんなに住まいの周囲の環境が変わることってある？って言うぐらいの変化でしたが、今までよりも家で過ごす時間を楽しい物にしてしまおうと思い変化した周囲の環境を有効利用しました。

　製作には何度もイメージをデッサンし、家具職人さんと打ち合わせして、スキップフロアを完成させました。レコード棚の木組みの方法や寸法、楔の色までも細かく打ち合わせをしました。左右離れている天板も木目が全部繋がっている事など、私の希望と職人さんの拘りの結晶となっています。写真では伝わりませんが、触れると滑らかで柔らかい手触りにも癒されます。